新潟駅付近 | 弥彦神社

新潟駅周辺 


 東京より新潟市内に行くには、飛行機より新幹線がはるかに都合がよい。上越新幹線で、2時間少しで終点の新潟駅へ着く。新幹線で新潟へ向かう途中、いくつか大きなトンネルを通過する。特に上毛高原駅を出るとずっと真っ暗な状態だったと思う。これは大清水トンネルで、長さ22kmを超える長大なものだ。その他長いトンネルがいくつかあった。
 新潟駅へ近づくにつれ車窓からの景色は、田んぼとそれを大きく区切るように建つ建築物一色という感じになる。それは武蔵野の風景とは対照をなして、田んぼが平に広く拡がり、起伏がなく、田んぼのアクセントとなる雑木林も少ない。越後平野は広大だ。上杉謙信はこの豊かな地を基盤にして戦ったのだ。しかしそれは逆にその地を狙い、侵略や内紛が絶えなかっただろうことが、容易に想像される。上杉謙信は、弱肉強食の戦国時代に唯一「義」を旗頭にかかげ、そして強かった。大好きな武将だ。
 新潟駅のひとつ手前は燕三条駅だ。燕三条は金属を中心とした、工具、建築製品、刃物、洋食器などを生産する日本有数の地だ。以前ここを訪れたことがある。実に地味で何を生産しているのか一見分からない目立たない工場がたくさんあった。それら工場は自らの高い技術を駆使し、さらには連携し、製品を作り上げている。その形態は実にコンパクト、合理的で、この地の産業を支えている重要な要素となっている。海外からの安価な輸入品にも屈せず、今があるのは小さな工場の高い技術、そして連携、絶え間ない探求心をして、新商品の開発を進めていることだ。
 新潟駅から降りて向かう場所は某ホテル。まだ時間があり、おなかも減ったので、駅の小さなレストランに入った。そこでホテルまでの時間とおおよその場所を教わった。時間にして20分ぐらいなので、駅から目的地までの景色も見たいし、歩きを選択した。駅から延びた目抜き通りは広く、大きな街路樹が等間隔に並び、両脇のビルは均整がとれ美しい。
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 私の今回の宿泊先は、信濃川沿い、萬代橋のたもとに建つ某ホテルだ。萬代橋を渡りきるとホテルに到着だ。この橋、平成16年に国の重要文化財に指定された。このことについては、このページを編集するにあたって、知ったことで、それを先に知っていれば、もっと違う写真が撮れたと後悔している。アーチ型をした大変美しい橋で、国道の橋梁としては日本全国で2つ目の重文(もうひとつは日本橋)となるとのことだ。
 信濃川は日本一長い川。川をさかのぼると(長野県にて)千曲川となる。この信濃川、水を満々と湛え、水量が豊かだ。護岸が美しく整備され、水位が高く町並みと川が見事に調和している。しかし、全体的に堤防が低いなぁという印象も得た。場所によっては堤防がない場所もある。そして、建物は川のすぐそばまで迫っている。これで大雨になって大丈夫なのかという疑問。後で新潟の方に聞いてみた。それは大きな分水、大河津分水、河口近くには関屋分水があって、水量の調整を行っているとのこと。これができるまでは洪水にずいぶん悩まされたようだ。
萬代橋の手前の欄干のオブジェ。
これがどういうものか
私には分からない。
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街路灯は当時の復元とのこと。
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萬代橋から見る柳都大橋。
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信濃川
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信濃川
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信濃川



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