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伊勢神宮・外宮、内宮
 伊勢というと、お伊勢参り。伊勢神宮(内宮)は天照大神(アマテラスオオミカミ)をおまつりしている。天照大神というと、すぐに、子供の頃見た映画を思い出す。ご覧になった方もおいでかと思うが、「わんぱく王子」と言う映画だ。日本の神話を見事に描いた、洗練されたアニメだ。(1963年に封切られた。製作は東映動画。)私はこの映画により、初めて日本の神話に触れ、「天照大神」「スサノウノミコト」「天の岩戸」などの美しい調べを持った言葉を、この映画から覚えた。子供ながらにその響きがとても好きになった。
 伊勢神宮の正式名称は「神宮」というらしい。伊勢神宮には皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)とがある。皇大神宮は皇室の祖先である天照大神をおまつりし、豊受大神宮は天照大神の食事を司る豊受大御神をおまつりしている。
 伊勢神宮への参拝は外宮(げくう)から内宮(ないくう)が習わしと聞く。まずは外宮へ。鬱蒼とした巨木の杉木立の中に鳥居が見える。豊受大神宮の一の鳥居だ。その手前の左手に手水舎があり、そこで参拝前に心身を清める。左手、右手を清め、そして口をすすぐ。そして鳥居をくぐり、さらに少し行くと二の鳥居、右手先には神楽殿が見える。ここは祈祷などを行う御殿。神楽殿を右手に見て、先に進むと、右手に外宮の中心を成す、御正殿がある。内部の写真撮影は禁止で、警護の方が正面右手に立っている。参拝も正面に白の布がかかっていて、内部は風になびく隙間からチラチラと垣間見る程度でしか確認できない。正面の参拝場所から両サイドは塀になっていて、内部の様子をいくらか拝むことができる。なにか凛とした空気がみなぎっていて、厳かなたたずまいだ。ここでたどたどしく二拝二泊一拝の参拝をすませた。
外宮 表参道付近 拡大
外宮 表参道付近
外宮表参道 拡大
表参道火除橋と一の鳥居
火除橋より撮影 拡大
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二の鳥居
神楽殿 拡大
九丈殿と五丈殿
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御正殿へ
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御正殿へ
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御正殿へ
御正殿へ
右手に警護の方がいる。 式年遷宮御敷地(しきねんせんぐうみしきち)
の看板
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新御敷地
新御敷地

 皇大神宮(内宮)は外宮とまた違う趣を讃えている。まずは、木造の長さ101.8mの宇治橋と両岸に立つ宇治橋の鳥居が出迎えてくれる。橋からは五十鈴川の清流と深い森が眺められ、参拝に向けての敬虔な気持ちと、自然に対する畏敬の念が沸いてくる。参道は外宮よりもはるかに長く、下に細かな玉砂利が敷かれている。橋を渡ると外宮と同じく手水舎、一の鳥居、二の鳥居、神楽殿が順に配置されている。外宮と違う点は、内宮は手水舎が右手、神楽殿が左手と、位置が逆になっていることだ。手水舎の位置により、右側通行、左側通行と変わってくるところが興味深い。神楽殿を通り過ぎてから、参拝する社殿への道のりは外宮よりはるかに長い。参道はゆるやかにカーブしているが、参拝する社殿の間近になると、参道は90度に折れ、参拝する場所まで、石畳の階段となる。こちらはかなりの数の参拝者が列を作って並んでいる。やはりこちらも社殿の中は撮影禁止。右手に警護の方が立っている。やはり白い布がたれて、中はよく見えない。
 伊勢神宮ではたくさんのおまつりや行事が執り行われるが、その中で最大、いや日本で最大のおまつりが二十年に一度の※式年遷宮だ。

※式年遷宮(しきねんせんぐう)
二十年に一度、宮所(御敷(みしきち))を改め、古例のままに御社殿や神宝をはじめ、一切を一新して大御神の新殿へのお遷り(遷御(せんぎょ))を仰ぐ式年遷宮。
式年遷宮は、持統天皇の御代に初めてとり行われました。以来、我が国にとって第一の重事と重んじられ、六十一回、千三百年という、世界でも例を見ない、かけがえのない歴史と伝統を有しています。
全てを清らかにあらためることにより、国も人も共に若返る・・・。
式年遷宮は、主旨、構成、規模において壮観類を見ない、晴れやかな一大祭典です。
更に、二十年に一度、御社殿や神宝類の全てを古式のままに一新する式年遷宮は、我が国の伝統文化のルーツを伝え、技術の保存継承にも大きな役割を果たしています。
           「第六十二回 神宮式年遷宮」 神宮司庁 神宮式年造営庁 パンフより

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宇治橋鳥居
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宇治橋より五十鈴川を望む
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宇治橋より五十鈴川を望む
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宇治橋より五十鈴川を望む
宇治橋 拡大
宇治橋を渡り右に曲がると
広い参道がある。
火除橋が見える。 拡大
手水舎
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神楽殿 式年遷宮新御敷地を
印す看板。
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新御敷地
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御正宮のある社殿へ
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御正宮のある社殿へ
巨大な鳥居
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