ぬか漬けコラム

資料提供 有限会社 テクノム

こちらのコラムで扱っている内容に関しましては、筆者の経験や調べた事にもとづき書かれたものですので、絶対というものではありません。 なんらかの事故が起こった場合、筆者はその責任を負う事はできません。ご了承ください。
■忙しい毎日の中で、きちんと手を加えられている幸せなぬか床は、今の日本にどれだけ残っているのでしょうか? ぬか床絶滅の危機!とまでは言いませんが、日本のぬか床、ぬか漬けは確実に減っているような気がします。 今回は、途中で面倒くさくなった方や、ちょっと食べ飽きたのでお休みという方、冬はやっぱり白菜漬けでしょ!という方へ、ぬか床を腐らせる前にちょっとやってみてください。
■まずは、2~3日なら冷蔵庫の中に入れてしまいましょう。春、秋なら常温でもなんとか大丈夫でしょうが、やはり夏場は心配ですね。 4~10日ほどなら(私の場合ですが)、塩を表面にある程度ふって、保存します。 こちらの場合も要冷蔵庫がいいですね。 帰宅しましたら、表面の塩の部分(もしかしたら塩がある程度溶けているかもしれない)をしっかりと取り除きます。 結構取り除かないと漬け上がりがしょっぱいかもしれません。 大事なぬかがしょっぱくなるのが嫌!という方は、ぬか床の上をなまぬかと塩でおおいます。 こちらなら、なまぬかを用意するのがちょっと面倒かもしれませんが、そんなに塩辛くならないと思います。 どちらの場合も、取り除いた後は良くかき混ぜて、食べる前に1日位は捨て漬けした方がいいかもしれません。 そして、冬の間は漬けないという方、ぬか以外の物は、全部出してぬかみそがポロポロになる位ぬかを足し、表面に塩とからし粉をたっぷりふりかけて空気に触れないようにフタをきちんとします。 これで、暖かくなるような場所をさければ、腐らせずにすむということです。 (私の場合は、冬の間もぬか漬けを楽しんでいます) 
■皆さんのぬか漬けのお好みは? 5月30日

ぬか漬けの楽しさの一つに、自分の好きな味にできることと、自分の好きな物を漬けられることがあると思います。 私の好きなぬか漬けは、定番ですがきゅうりのぬか漬けです。 古漬けもしっかり漬けも好きですが、最近はあっさり漬け派です。 漬かったか漬かっていないかという具合できゅうりを取り出し、手早く切ってお皿に取ります。 ぬか床から出したてのきゅうりの色は、非常に鮮やかな緑色で食欲をそそります。 そこに私の好きなしょう油を1~2滴たらして食べるのです。 白いご飯にぬか漬け・・・日本人に生まれて良かった!と思う瞬間です。

■これは、うまいっ!! 6月1日

先日、お問合せを頂きましたお客様の中で 「アスパラガスのぬか漬けがおいしですよ。」 と勧めてくれた方がいらっしゃいました。 「アスパラガスのぬか漬け?本当においしいのだろうか?」 好奇心旺盛の私は早速ためしてみる事にしました。 近くのスーパーにて、宮城県産のアスパラガスを購入し、ぬかまるこ用に半分に切って軽く塩もみをして約7時間漬けてみました。 私の友人2人にも試食に立ち会ってもらったのですが、そのアスパラガスのおいしいこと! お皿に盛られたその漬け物は一瞬にして無くなってしまいました。 アスパラガスがお好きな方なら、是非一度ためしてみてください。 ちなみに漬け時間は、もう1~2時間長い方がしっかり漬かっておいしいと思います。

■青梅(あおうめ)の効果? 6月19日

日によっては30℃を越す暑い季節になってきましたがぬか床の管理が心配ですね。 そこで、青梅を入れてみてはいかがでしょうか?
ここ東京都青梅市は名前からもわかるように梅の産地なのです。 ぬか漬けを大きなおけでやっている方が多く、ぬか床の中に青梅を入れて腐らないようにしている方が幾人かいらっしゃいました。 さっそく私なりに梅について調べてみたのですが、梅には、昔から疫痢、赤痢、虫垂炎、腸チフスなどの抗菌作用があると言われており、この抗菌作用が、食べ物を腐敗させるカビや細菌の繁殖を抑え、防腐作用をするようです。 最近よく聞きます、病原性大腸菌O-157などに対しても、強い殺菌、抗菌力を発揮するそうです。 私の場合は、ぬかまるこに青梅を1個だけ入れております。 



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