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宮崎 歴史と伝統の町・・・飫肥

飫肥は、伊東氏5万1干石の城下町として栄え、九州の小京都と呼ばれている。情緒ある町並みを多く残し、町の広い範囲にわたって重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。私の歩いた道から見える多くの家屋は、違和感なく町並みにとけ込むよう、伝統的な日本家屋の様式、渋めのトーンに統一され、懐かしい日本の原風景として私たちの目に飛び込んでくる。飫肥は現在NHK朝の連続テレビ小説「わかば」の舞台にとなっている。

どういう分けか、飫肥の町を歩くと、雨はピタリとやんだ。運がいい。車から降りて、すぐにいいにおいがしてきた。飫肥の名物の「おび天」だ。私たちがよく食べる薩摩揚げに似たものらしいが、中に砂糖が入って少し甘いらしい。昼飯が食えなくなるので、我慢した。町は緑の木立と家並みがよく調和して、静かで心地よい。

今回飫肥の町は80歳を過ぎたボランティアのおばあちゃんに案内していただいた。
階段を上がるときはちょっと苦しそうだった。体をご自愛下さいね。そしてまだまだ活躍してくださいね。ありがとうございました。

現在飫肥城は石垣を残すものの、その姿を留めていない。
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大手門。1978年に復元されたものだ。
樹齢100年を超す飫肥杉使用。
釘を一本も使っていない。
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水のない堀。どこかわびしい
ムードを漂わせている。
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城内の石段。真ん中のへこみは
丸太を運んだ跡か、または丸太を
運ぶために造ったへこみ?
左写真 NHK朝の連続テレビ小説「わかば」に
登場した城跡。
下草が刈られきれいに整備されている。
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「松尾の丸」江戸時代の藩主の書院造りの御殿を昭和54年に再現したものだ。
湯殿は、西本願寺 飛雲閣を模したもの。現在のサウナのようなものと聞く。実際に使える。
茶室
御寝所 浴室 拡大
湯殿
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炊事場

「豫章館」明治2年に建てられた藩主伊藤家の住まい。建物の正面の愛宕山を借景として枯山水の庭園は見事。格式のある武家屋敷。残念ながら庭を撮影するのを忘れた。残念。
当時のまま屋根瓦。
しっくいで固め補強している。
長いまっすぐの縁側。
ここでサンマを焼いて一杯やりたい。
正面玄関

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どこか子供時代を思いおこさせる懐かしい風景
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苔むした石垣

「振徳堂」飫肥藩の藩校。小村寿太郎も振徳堂の門下生であった。

国際交流センター 小村記念館(右下の写真)」小村寿太郎は20歳でハーバード大学に入学している。いまでも大変なことなのに、当時はもう別格。相当に頭脳明晰な方であったと知る。またポーツマス条約締結という偉大な業績を残しているのだが、真の情報に欠けた市民らの反発は相当のものだった。困難な交渉にあたる全権大使は、だれもが敬遠したそうだ。その任を引き受けた度量の大きさに敬服する。
今回記念館を拝見して、近代日本を築いてくれた先代の方々のご苦労に思いをはせた。
振徳堂 振徳堂内部
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振徳堂内部
この写真なぜか私のお気に入り。
国際交流センター小村記念館入り口

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